?.地域社会ネットワーク領域が目指す教育とは?
?.持続可能な地域社会の担い手の育成
人口減少と少子高齢化の進展、近隣関係の希薄化など、現代社会は大きな変化を経験し、地域社会においてはさまざまな生活課題が浮かび上がってきています。地域社会における多様な生活課題に対処し、持続可能な地域社会を構想していくためには、人々の生活に向き合い、地域住民、地域団体、ボランティア団体?NPO、企業、自治体などさまざまな人々、団体がつながりながら協働していくこと――公共を構想し築くことが大切です。多様な立場にある人々と協働し、持続可能な地域づくりを意欲的に推進していくことができる人材の育成を目指しています。
?.地域社会の視点で何を学ぶか?
?.地域社会の仕組みや地域課題、課題解決過程を学びます
地域社会の構造や機能、現代日本の地方自治のしくみと動向、住民参加の地域づくりの現状と課題などを考える、充実したカリキュラムを設けています。それぞれの地域社会の中で人々はどのような生活を送り、そこにはどのような生活課題が見られ、それらの生活課題を解決するには地域住民、地域団体、ボランティア団体?NPO、企業、自治体はどのような役割を果たしていけばよいのか、社会学?政治学?地理学?経済学などの観点から学びます。
?.「現地(フィールド)に出かける」とは?
?.地域課題について現場で調査しながら考えます
地域社会の地域社会の現状についてウェブサイトや統計データ、文献資料で研究することはもちろん大切です。しかしそれだけでは、実態がわかったとは言えません。現地(フィールド)に出かけてその雰囲気を感じ、そこに住む人々と話し、地域社会の自慢や悩みに耳を傾けてみましょう。福岡県は旧産炭地からの転換を図る筑豊地域、福岡市と北九州市という異なる特性をもつ大都市、豊かな自然と農林水産業が盛んな筑後地域という、多彩な地域で構成され、アジアとの関係が深い県でもあります。多様なフィールドに出て学ぶことで、地域のさまざまな景観や暮らしに触れ、地域社会の奥深さを感じることができるでしょう。